広島から売春に来た女性「整形費用100万円を稼ぐため」訪れた結末は
法律で禁じられている売春行為。女性側の客待ち行為は罰則も伴うが、なぜ女性たちは自らを危険にさらして売春の道に走るのか。立ちんぼエリアにいた1人の女性が私たちの取材に応じた。25歳のAさんは売春をするために4日前に広島からやってきたのだという。
(記者)「お金を稼ぎたい理由っていうのは何ですか?」
(Aさん)「まぁ整形がしたいからです。100万円ぐらい。今の自分じゃなくなりたいみたいな。本当に自分が嫌いなんですよ」
(記者)「どういうところが?」
(Aさん)「性格も、顔も、全部」
整形費用を1日でも早く貯めるため売春に手を染めた。
(記者)「あそこに立っていて怖い思いとかすることはないですか?」
(Aさん)「あんまり人に怖いと思わないんで大丈夫です。結構図々しい人らもいます」
(記者)「どんなところが?」
(Aさん)「じゃけぇ、その妊娠に至るようなことまでみたいな」
『100万円貯めるまで家には帰らない』、そう決めて売春を続ける日々が、決して平気なわけでもない。
(Aさん)「まだ警察が捕まえてくれた方が楽になるんじゃないかなとちょっと思います」
(記者)「なんでですか?」
(Aさん)「もうどうしようもできなくなるから。こんなことで捕まっても長いこと実刑はくらわないと思うんですけど、誰かが引き留めてくれたら楽なんじゃないかなと思います」
売春をやめたい、だけど売春以外の方法が思いつかない。Aさんはあの路地裏に戻っていった。
翌日にAさんからLINEでメッセージが届いた。
【Aさんから届いたメッセージ】
「盗撮されたんで警察に電話しました。怖い思いしたんで一旦広島に帰ろうと思います」
コロナ以前の活気を取り戻した夜の街。危うい実態が同居している。
(2023年5月31日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」内『特命取材班スクープ』より)