梅雨前線の活発化 12年前の台風2号は“5月の観測史上最多”の雨量も

台風周辺の暖かく湿った空気が列島に停滞する梅雨前線を活発化させることで、本州でも大雨となる恐れがあるのです。

12年前の2011年5月、沖縄に近づいた台風2号も前線を刺激し、列島に豪雨をもたらしました。
2011年5月30日、宮城県仙台市では1時間に38.5mmの雨量を記録し、5月としては“観測史上最多”になりました。
今回も台風が近づく前から大雨に警戒が必要になりそうです。

気象庁は2023年5月29日、九州北部・四国・中国・近畿・東海で「梅雨入り」と発表しました。いずれも平年と比べ、約1週間早い梅雨入りとなりました。台風と前線の動向に各地で注意が必要です。