夢は日本での白物家電シェアNo.1 達成するまで努力を続けたい

―――杜さんの、社長としての夢は?
 ハイアールグループは、14年連続で白物家電が世界シェアNo.1ですが、日本ではまだNo.1になっていません。ハイアールが日本で白物家電シェアNo.1になる目標は、必ず達成したいです。日本での白物家電シェアNo.1達成に向けて、引き続き頑張ります。目指すのは、真に消費者がハイアールの商品を信頼してくれて、愛着を持ってくれること。その日まで努力を続けたいと思います。達成するには、10年20年と長い年月が必要ですが、目標に向けてしっかりと頑張ります。

―――最後に、杜さんにとってリーダーとは?
 「外柔内剛」という言葉に象徴されます。ハイアールのようなグローバル企業では、文化融合の能力とか、柔軟性を持っている人が必要です。リーダーにとって異文化を吸収することは、とても重要なことです。それこそがグローバル企業のリーダーに必要な素質だと思っています。

■杜鏡国 1963年、中国・山東省青島市に生まれる。1986年に山東工業大学(現・山東大学)機械学部を卒業。同年、ハイアールに入社。マーケティング担当などを経て1998年に来日。2002年、日本法人社長となる。2010年、グループの副総裁を兼務。

■ハイアールグループ 1984年創業。2002年に旧三洋電機と合弁で日本法人「三洋ハイアール」設立。2011に年三洋電機の白物家電事業買収。三洋電機から引き継いだ製品は「AQUA」ブランドとして販売。

※このインタビュー記事は、毎月第2日曜日のあさ5時30分から放送している「ザ・リーダー」をもとに再構成しました。