新専攻立ち上げの中心人物の一人だった

 郵便の送り主は大阪音楽大学。創立100年を超え、音楽界に数多の人材を輩出してきました。
7.jpg
8.jpg
 大阪音大は、デジタル化など音楽シーンの変化に対応できる人材を育成しようと、去年4月にミュージックビジネス専攻を開設。専攻は多くの学生を集め、それまで10年以上も定員割れが続いていた大阪音大の危機を救いました。脇田さんはこの専攻立ち上げの中心人物の一人でした。

 (元大阪音大・専任嘱託教授 脇田敬さん)
 「音楽業界の未来を引っ張っていくような人材を業界に送り込むんだという気持ちですね。学生たちにしっかりとその夢をかなえさせてあげたいという気持ちと、自分たちの考えた志を達成したいと思って、去年4月からずっと頑張ってきた」

 しかし徐々に教員のリーダー格である教育主任との間で対立が生じていったといいます。そんな中で郵便が大阪音大から届いたのです。脇田さんはすぐに面談を申し入れ、理由の説明を求めましたが、教育主任はこうはぐらかします。

 (教育主任)
 「俺の気持ちで言えば、先生としての脇田さんを何ら否定するものはないし、講師としての評価がNOだったということは何も俺にはない」