平安堂梅坪と一緒にぷよまん復活に力を尽くしたのは、コンパイルの元社員・穏土健司 さんです。

コンパイル 元社員 穏土健司 さん
「会社自体もなくなったっていうことで、それに合わせて、まんじゅうが消えていったというのを非常にやっぱりさびしい思いを、ずっと20年流れても、ふと思い出したりっていうことはありました」

穏土さんのもとには、ぷよまん復活を期待する声も届いていました。
コンパイル 元社員 穏土健司 さん
「ぷよぷよまんじゅうが幻になっている。『幻のまんじゅう』だって言われていて、『もう一度、食べてみたい』、食べてない方も『ぜひ食べてみたい』という意見がたくさん寄せられているっていうのを聞きまして、なんとか復活させたいなという思いが強くなったというところが一番ですね」

穏土さんは、当時、ぷよまんの製造を担当していたメーカーに型が残っていることを確認します。現在の職場であるビルメンテナンス会社「オオケン」の 大中幹夫 社長に「ぷよまん復活プロジェクト」として提案しました。

オオケン 大中幹夫 社長
「建物を管理する仕事だから、まんじゅうは違うよということをせずに、やっぱり社員提案を1つ取り上げて、そこに会社として、いろんなことを考えられるんだよっていうことをしたかったということです。それでビルメンテナンス業でありながら、この企画に、このプロジェクトに取り組んでみました」

“令和版ぷよまん” も当時と変わらず、キャラクターが喜怒哀楽の表情をしています。味は平安堂梅坪のこだわりのこしあんによって上品さとコクのあるものに仕上がっているといいます。

平安堂 梅坪 田中里佳 専務取締役
「発売前はツイッターのトレンドワードで2位になったり、また、喜びのお電話をいただけたり、全国的に大きな反響をいただいており、非常に驚いております」
広島県内にある平安堂 梅坪の店舗だけで販売されている「ぷよぷよまんじゅう」を大阪から買いに来た人もいます。