自分の作った音楽で、身の回りの人を笑顔にできたら。

そんな思いから大祈さんが次の曲のテーマに選んだのが、幼なじみのお父さんです。

軽井沢町で50年続く電気店を営む常田雅久(ときだ・まさひさ)さん。


息子の大雅さんと大祈さんは幼稚園時代から仲良しで、家族ぐるみの付き合いがあります。


■トキワ防災電設 常田雅久さん
「大祈は小さいころから今こういう歌を作っていますって 集まった時に披露してくれるんですよね」                           「飲みながら、『じゃあおっちゃんちの歌も作ってよ』って感じですね」

■篠原大祈さん                             「友達の家だし いつもお世話になっているから作ってみようかなと詞を作り始めた」


電気工事のほか、消防設備の設計や保守を行う常田さんの会社。

仕事のイメージが掴みづらく、歌詞作りは難航したといいますが、最後は幼なじみのお父さんをそのまま表現することにしました。

「町のお父さん」(作詞作曲:大祈)

町を守る 大きな手

町をつなぐ その笑顔

From my youth and always

見守って 安心の灯(ともしび)

いつもいつも ありがとう

大好きな 町のお父さん


■常田雅久さん「町の安全を守るというところを見てくれていて こういう表現で歌を作ってくれるんだって感動しましたね」


大祈さんは小学4年生の時、自閉スペクトラム症と診断され、いまは特別支援学級で学んでいます。

作詞や作曲の才能は、師匠のプロミュージシャン=田中さんも高く評価しています。


■雨ふらしカルテット サーカス田中さん                  「言葉がすごく刺さるので オリジナルの曲をどんどん書いていってほしい」

大好きな歌で大好きな人たちを笑顔に。

大祈さんの挑戦は続きます。