1万346人の署名と共に加藤厚労大臣に直訴
今年4月、高田さんは国会を訪れていました。集まった署名は1万あまり。加藤勝信厚労大臣に思いを直接伝えます。
(高田かおりさん)
「コロナでたくさんの人が悲しみの彼方に追いやられて、たくさんの命が奪われました。私たちが言いたいのは、とにかく起こったことを検証していただいて、これからの明日にどうかつなげてください。1万346人の方々の署名です。この思いを受け止めてください。お願いします」
(厚生労働省 加藤勝信大臣)
「5類への移行となりますが、そうした移行を進めるにあたっても、コロナがなくなるわけではございませんから。しっかりその点を留意しながら、円滑に進めていきたい」
「優しくて誰にでも好かれた弟やったらどうしてほしいか」
国内でコロナに感染して死亡した人は7万4669人(今年5月8日時点)。医療を受けられないまま不条理に亡くなった人も多くいるとみられます。その1人、善彦さんの死を無駄にせず教訓として生かしてほしい。高田さんは訴え続けます。
(高田かおりさん)
「優しくて誰にでも好かれた弟やったらどうしてほしいかなって。『大事な人とか友達とかが俺と同じ目にあうの嫌やし、やってくれへん』と言われている気がしてやったかな。いつまでやるんやろうなと思うけど、『やって』と言っているもん。『言い続けて』『納得いくまで』と言っているような気がしますね」