善彦さんが亡くなった沖縄へ 恩人が話した「弟への思い」
署名活動を行う中、高田さんが向かったのは沖縄県那覇市。弟が亡くなった経緯を直接確かめたいと、善彦さんが亡くなったアパートを訪れました。
(高田かおりさん)
「悲しいっていうか、受け入れないとしょうがないというか。わかっているんやけど、いいひんの。弟の最後の姿は見ていないけれど、ここに来るのは、ちゃんと見とこうって」
この夜、善彦さんの友人らから話を聞くことができました。
比嘉篤志さん。亡くなった後、大阪にいる高田さんに代わり部屋の片づけなどを引き受けてくれた恩人です。
(比嘉篤志さん)「部屋の片づけをしに行った時には、ベッドの横にお弁当と飲み物が置いてあって、食べようと思ったけど食べきれないくらいきつかったんじゃないかなと。善彦の件も、これはちゃんとやってあげないと、と。弟みたいなもんだから。それこそちゃんとみんなでやろうよと。みんなの弟君だったから」
(高田さん)「ありがとうございます。篤志さんからお話を聞くと、他界しちゃったけど幸せだったんだろうなって。ちゃんと生きさせてもらえていたんやなと。早かったけど」