メイクルームといえば駅やショッピングモールにあるイメージですが、いまやコンビニやゲームセンターなど街の様々なところに。店側にもそれぞれの狙いがあるようです。
コンビニに“無料”のメイクルーム
『セブン‐イレブン 九段南大妻通り店』(東京・千代田区)では、ドリンクなどの陳列棚に並んで、“無料のパウダースペース”「loven(ラブン)」が設置されています。

ボックスのように区切られた1畳ほどのスペースで、入口にはカーテンも。台の上には明るさを3段階に切り替えられる大きな鏡があり、有料のヘアアイロンが備えられています。(10分385円)

20代女性:
「この後また予定が入っていて、その前に急遽直したいなと。コンビニで手軽できるのは個人的にすごく嬉しい」

それにしても、なぜコンビニ内にメイクルームを?
『セブン-イレブン・ジャパン』マーケティング本部・岡垣友美さん:
「いま“若年層の来店頻度が低下“している傾向があり、皆さまに来ていただきたいなと」
セブン-イレブンの20代以下の来店割合は、2003年度(41%)⇒24年度(21.5%)と約2分の1に減少。そこで、現役の学生たちとタッグを組みメイクスペースを作ったといいます。(※26年3月時点で東京2店舗・京都1店舗に設置)

『チームシンデレラ』メンバー代表・大賀朱理さん:
「メイクを直すことで本当に気分が大きく変わる。物を買うとかじゃなくて“気分を変える”、そんなコンビニとかあったらいいなって」

「撮る前に盛る」ゲーセンにも
東京・池袋のゲームセンター『GiGO総本店 』では、たくさんのプリントシール機を越えた先に、ライト付きの鏡台がズラリ。多くの学生で賑わっています。

「メイク直しと髪の毛を整えていた。めっちゃフルで完璧」(高2女子)
「“プリクラを撮る前”にやっぱり身だしなみ。盛りたいから整えに」(高2女子)
ヘアアイロンも無料で使用OKです。

高2女子:
「トイレだと他の人もいるので、ちょっと邪魔になっちゃうかなみたいな。ここなら、みんなメイクなので“ガッツリできる”」
推し活や旅行に「バス利用」で無料
朝6時。東京駅近くのビルに、スーツケースを持った人が続々と入っていきます。

皆さんが向かった2・3階のフロア『東京VIPラウンジ』をのぞいてみると、多くの人がメイク中。3階はフロア全体がメイクをする人で大混雑です。

なぜ、こんなにも早朝から利用しているのかというとー
「“夜行バス”で兵庫県から来た。卒業旅行でディズニーに」(大学4年・女性)
「大阪から夜行バスで。“メイクを完全に落とした状態”で乗って朝の身支度。主にメイクだったり、髪の毛をちょっと整えた」(20代女性)

ほとんどが高速バスの利用者。パウダールームやフィッティングルームなども備えたラウンジでは、ヘアアイロンやお出かけ向けの最新コスメなど20種類以上を自由に使ってOK。しかも、バス利用者はラウンジ利用が“2時間無料”です。

20代女性:
「ヘアアイロンとかも貸してもらえるから、長距離移動でも荷物が多くなく非常に助かっている」
このメイクルームを作ったのは、高速バス「VIPライナー」を運営している会社。

『平成エンタープライズ』販売管理課・法才愛永さん:
「新幹線・ホテルの高騰もあり夜行バスでちょっとでもお金を抑えて他のところにお金を使う人が増えてるのかなと。VIPライナーを選べばラウンジがあるという“差別化になる”」














