善彦さんを診断した医師も署名

 もう1人、会いたい人がいました。善彦さんを診断した曙クリニックの医師・玉井修さん。コロナ陽性を知らせる最後の電話をしたのが玉井さんでした。

 (玉井修医師)「苦しがっている様子も電話は全然聞こえなかった。それが最後の電話になっちゃったんだよね。あの後、多分急変してしまったのかなという感じがする。これだけはこれだけは信じてほしい。これだけは信じてほしい。あの時やれることは精いっぱいやった。ただね、彼の命は帰ってこないから。これは事実だし。生き残った我々が何をすべきか、何を話していくべきかというのは、竹内君が残してくれた課題じゃないかなと思う」
  (高田さん)「やっぱりちゃんと生きていたんやなって、先生のお話を聞くと、頑張って生きていたんやなって」
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 コロナと闘った医師とコロナで弟を亡くした遺族。立場は違っていても思いは同じでした。署名にも快くサインしてくれました。

 (玉井医師)「我々は忘却してはいけないんですよ。それをやらないためにも、こういう署名活動をぜひやっていただきたい」
 (高田さん)「ありがとうございます。頑張ります」
 (玉井医師)「じゃあグータッチをしましょう」
 (高田さん)「ありがとうございます」