■なぜ骨の一部が点在 動物?大雨? 流されてきた可能性も

 
井上キャスター:
捜索についてです。▼4月23日、頭の骨の一部が見つかったのは、枯れた沢の下辺りで、小倉美咲さんが行方不明になったキャンプ場とは約600mほどの距離があります。
その後、▼4月28日に右足の運動靴、▼4月29日に左足の運動靴と靴下(片方)、▼5月4日に右の肩甲骨(数センチ四方)と黒っぽい衣服、▼5月11日に骨らしきものが発見されました。

法科学鑑定研究所の山崎昭所長に話を伺いました。
骨が点在して見つかったことについて「イノシシなど動物が移動させた可能性」、「大雨などで流された可能性」があると指摘しています。

また、山崎所長は「もし動物が移動させたとなると、骨に歯型などが残るはず、そういった発表がないということは流されてきた可能性が高いのではないか」と仰っていました。
 
ホランキャスター:
遺留品であったり、骨であったりというものが点在しているということは、やはり流されてきた可能性が高いのかどうなのか、どういったところから判断するのでしょうか?

元大阪府警刑事 中島正純さん:
2年7か月前に行方不明になられた時に、この場所を捜索されたという方がおられます。その時には何もなかったということですけれども、今回こうやって骨が見つかったということです。もし流されてきたのであれば、この沢の頂上辺りに何らかの形で移動されてきて、それが大雨や台風で流されたという可能性があるので、もっと点在している可能性もあります。

さらに、この見つかった骨の司法解剖の結果、分かっていることもあるだろうとは思うのですが、遺体をもしかしたら分散して色々なところに埋めているという可能性もあるので、沢山の警察官でもっと広範囲に調べていかなければ、中々見つからないのではないかなと。

それと沢の一番下のところの林道で一番最初に見つかったのが、後頭部の骨なんです。その林道の下が道志川で、ここは断崖絶壁で100mぐらいの高さがあります。流された勢いで、道志川の方にも落ちてしまっている可能性があるので、そこもきっちりと捜査をしていかなければならないのではと思います。