水道管などの設備の所有権は宮城県に残したまま、運営権については民間企業に売却する、「みやぎ型管理運営方式」が導入されてから1年が経ちます。全国初の試みとして注目を集めた「水道みやぎ型」、導入で現場にはどのような変化が生まれているのでしょうか。

浄水場はどうなっているのか

加美町にある麓山浄水場。県から上水道、工業用水、下水道の運営権を購入した民間企業「みずむすびマネジメントみやぎ」が運営する浄水場の一つです。

飲み水をつくる浄水処理の現場にカメラが入りました。

みずむすびサービスみやぎ 笹井昭一さん:
「こちらは、浄水処理の一番メインとなるところ。ここから浄水処理がスタートする」

みずむすびサービスみやぎ 笹井昭一さん

浄水処理される前の水には薬品を投入し濁りの成分を集めて沈殿させます。そして濾過を繰り返すと、水の透明度はどんどん増していきます。

水道法改正を受けて、全国で初めて導入された水道の官民連携事業=「みやぎ型管理運営方式」には全国から注目が集まっています。