新型コロナの感染が落ち着き、春の観光シーズンが本格化するのを前に、盛岡市は海外からの観光客誘致に力を入れています。ニューヨークタイムズへの掲載をきっかけに市内の温泉地ではある決断が下されました。

 盛岡市は国内外から訪れる人に向けた観光情報発信のため無料で利用できる「盛岡CityWi-Fi」を24日拡充しました。

(リポート)
「これまで盛岡駅の観光案内所など5施設に限られていた利用エリアが、きょうから盛岡駅から盛岡八幡宮まで連続して利用できるよう一気にエリアが広がりました」

 盛岡CityWi-Fiが発信する観光情報は英語や中国語、韓国語などにも対応していて、観光客に盛岡の街を歩いて巡ってもらう狙いがあります。
 JR盛岡駅南口近くにあるいわて・盛岡広域観光センターです。英語圏や中国語圏から訪れた人への対応にも力を入れています。今年に入り利用する人の数は去年の2倍以上で推移していて、中でも外国人の増加が目立っています。
 ニューヨークタイムズが今年行くべき場所の一つとして盛岡市を紹介したことが影響しているかどうかは分かっていませんが、盛岡市は今後、北口にも臨時案内所を設置できないかJR東日本と調整することにしています。