熊本市が行う数多くの「実証実験」の中でひとつの成果が現れました。

それは、ドライバーに制限速度を守ってもらうというのが目的です。

記者「おおー、かなりスピードを落として通行したが、衝撃は結構あります」

その衝撃の原因は、道路に設置された10センチほどの隆起物。

一体なんのために設置されたものなのか。

この道をよく利用するという人は…

--これは何かわかりますか?
近所の人「さっぱりわかりません、この場になぜこれがあるのかわからないです」

道路を管理する熊本市の担当者に聞いてみると…

--これは何ですか?
熊本市 道路保全課 今村寿也さんハンプといいます。物理的に段差を設けて通行車両の速度の抑制を行います」

車のスピードを抑制することを目的に去年、熊本市が実証実験として設置した「ハンプ」。

あれから1年…東区の小学校通学路には「ゾーン30プラス」の文字。

熊本市は実証実験の効果が確認されたとして、30キロの速度制限がある「ゾーン30」の区域内に「ハンプ」を導入しました。

この取り組み、熊本市では初めてで、中央区の新屋敷(しんやしき)と東区の東町に設置しています。

熊本市 道路保全課 甲斐敬二 課長「30キロで走れば違和感はないのだが、それを超過する車両であれば不快感を感じると思うので、今後 通る際はスピードを落としていただければと考えています」

皆さんも通行する際は「ガクン」とならないよう制限速度を守って運転を。