コミュニケーションに不安・就職説明会で学生と企業にギャップ

まず1つ目は、「コミュニケーションに不安がある就活生が多い」ということなんですね。
とにかく人との接点があまりなかった。コロナ禍でそういった影響があったと。
松坂センター長によりますと、そういった理由から、学生時代のエピソードが少なくて、「自己PRに不安を抱えている就活生が多い」ということだったんですね。
2つ目は「就職説明会の内容も認識もちょっとギャップがある」。
学生と企業で学生に話を聞くとね、こんなデータがあるんですよ。

学生は、「説明会はWebの方がいいという人が52%。そして対面がいいという人が21%。圧倒的にオンラインがいい」ということになってるんですよね。理由はやっぱりコミュニケーションへの不安ですとか、時間と場所を選ばずに参加できるということを挙げてる方が多いようです。
対して企業はというと、「対面で会社の良さを伝えたい」ということでここでギャップが生まれてるってことなんですね。
そのギャップをどう埋めていけばいいのかということで、学生に話を聞くと、
「最初説明会導入はオンラインがいい。ただその後はやっぱりリアルで私達も見たいです」と言っていました。

松坂センター長が言うには、「企業はホームページとオンラインをうまく使って魅力をアピールしてほしい」ということだったんですね。
実は山形県内の企業の状況を松坂センター長が調べたところ、「スマホにホームページが対応している企業がたったの3割」なんだそうです。
今の学生さんみんなスマホで情報収集しますよね。ですから「対応してないのは非常に痛いと。もったいない」ということを松坂さんおっしゃっていました。
そしてさらに、就活にはもう一つ課題があることも見えてきました。