◆「病気と闘っていることを忘れられる」

福岡県に住む中山規江さんも3年前乳がんになりました。治療中にここでウィッグを1年間レンタルしました。副作用で髪が抜け外見が変化した後も、デパートでの接客の仕事を治療前と変わらない気持ちで続けることができたといいます。


中山規江さん「外に出て人と会うときは今までと何も変わらない感じで接したいのが普通だと思うんですよね。自分を元気にさせるため、病気じゃない、病気なんだけど病気と闘っていることを忘れられると思います」

ここでは定期的に勉強会を開き情報交換も行っています。

「洗面器にシャンプーワンプッシュ入れてウィッグをつけ置きします10分です」

この日はウィッグの取り扱いに詳しい理容師を招きました。

「反対のネットからシャワーをあててもらうほうが髪の毛が絡みにくいです」
「がんの方も高齢の方も悩みのカバー、自分の一部に近づけてあげるという思いで接しないと差は埋まってこない」

ウィッグリングジャパン・上田代表「女性は見た目がすごく大事だと思うので、少しでも応援できる人たちが増え、その人の生活が豊かになり笑顔が増える。社会がもっと明るくなるというのが理想」