静岡大学と浜松医科大学の統合・再編をめぐって、2つの政令市の意見が分かれています。静岡市長は浜松市が主導する動きを「非常に残念」と、浜松市長は静岡市が支持する静岡大学の学長について「学長として失格」と述べました。
<浜松市 鈴木康友市長>
「行政を持ち込んで事をややこしくしたのは、実は日詰さん本人でありまして、これは本当に天に唾を吐くような話ではないかなと」
2月27日の会見で浜松市の鈴木康友市長が語気を強めたのは、ゴタゴタが続く大学再編問題についてです。静岡大学と浜松医科大学は法人を1つにし、静岡大学の静岡キャンパスを中心とした静岡地区の大学と静岡大学の浜松キャンパスと浜松医科大学を中心とした浜松地区の大学に再編する方針で合意していました。
しかし、学部が減る形となる静大側が反発したことで、2021年1月に計画の延期を発表。さらに、静岡大学の日詰学長は合意内容とは異なる私案を発表。「2つの大学を1つに統合する1法人1大学案」を示しています。
<浜松市 鈴木康友市長>
「静岡大学の最高責任者である日詰さんがですね、何を考えてるんだと私は思いました。学長として失格だと」
大学再編を支持してきた浜松市の鈴木市長は、静岡県西部の自治体などとともに、早期実現を目指す期成同盟会の発足を決めています。
一方、こうした”浜松側の動き”に対し、27日、静岡市の田辺信宏市長は…。
<静岡市 田辺信宏市長>
「私はこのような当事者(=静岡大学)の意に反する動きについて非常に残念に思っています」
こう述べた上で、「大学の自治を尊重して、大学のことは両大学で決めるべき」と浜松市などの行政介入を批判しました。
<静岡市 田辺信宏市長>
「私の本意はこれを地域対立にしたくない。静岡市対浜松市という地域対立、政治案件化したくないということ」
再編をめぐる意見の隔たりは大きく、静岡と浜松の対立の構図も浮かび上がりつつあります。
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