相次ぎミサイル発射 北朝鮮の狙いはどこに?
井上貴博キャスター:
北朝鮮は長距離弾道ミサイルに注力しているだろうと言われていた。今回ニュースに出てきたのは超大型放射砲、あまり馴染みがないんですが、これは技術的には今までのものとどう違って、どういうところに脅威があるのでしょうか。
防衛省 防衛研究所 浅見明咲さん:
長距離弾道ミサイルとは異なり、今回発射された超大型放射砲は「KN-25」とも呼ばれていますけれども、こちらはどちらかというと長距離ではなく短距離ですね。韓国の半島全土を収める射程になっていますので、どちらかというとアメリカより韓国に対してのメッセージ性が強いミサイルとなっています。さらに一斉射撃にも対応が可能になりますので、奇襲攻撃などの目的で使われる可能性があります。
井上キャスター:
ずっと言われている核実験がいつになるのか、もうするのではないか、そのあたりの分析はどんな見解をお持ちでしょうか。
浅見明咲さん:
このKN-25にも繋がってくる話にはなるんですけれども、やはり核弾頭化するためには核の小型化が必要になりますし、小型化するための実験が必ず必要になってきます。そういった部分では北朝鮮は2022年から実験を行うタイミングは常に見ているのではないかなと思っています。
井上キャスター:
核に固執して、そこへの段階を踏んでいるということですね。