「特定の小学校の一部の子どもに、という大会になってしまった」

大会を存続すべきなのか。主催する京都市教育委員会などは難しい選択を迫られました。
(京都市教育委員会 山口淳首席指導主事)
「ガイドラインを作って『週3日1時間半以内』という(練習の)上限を定めたんですけれども、回を重ねるにつれて、多少練習したくらいではなかなか支部予選を勝ち抜けないと。特定の小学校の一部の子どもに、というような大会になってしまっていた。(主催側では)ブレーキがかけられない。いよいよ難しいということになったと思います」
主催側での1年半に及ぶ議論の結果、苦渋の無期限休止が決まりました。
その代わりに、各学校で選ばれた6年生がそれぞれ1kmのタイムを測定する「京キッズRUN」が誕生。対抗戦ではなく、あくまで個人の記録会へと変わりました。

大文字駅伝の出場を目指してきた小柳あかりさん。その夢こそ叶わなかったものの、記録会に向けて走り出していました。
(小柳あかりさん)
「緊張するけど選ばれたので、一生懸命頑張って、みんなで頑張って楽しくやれたらいいなと思います」