「ウクライナ政府高官や国会議員と話しますと…」
―――いっぽうウクライナはあまり長引かせたくないというところですか。
神戸学院大学 岡部芳彦教授: ウクライナ政府高官や国会議員と話しますと、結構半年ぐらいで終わるんじゃないか、とかそういう予想をするんですね。彼らはあまり根拠がないんですけれど。ただ一つわかったことは、それに向けて計画を立てることがわかりました。
例えば半年後に終わるってなると、ここら辺までにこの領土を奪還して、そのためにはこの戦車が要るとか、それで要求が出てくるという形です。去年10月に話したときは、春先に終わると言ってたんですけれど、最近は、秋までかかるんじゃないかという声が出始めてるのでそういう目標を立てているんだと思う。
―――ロシアは長期戦への覚悟ですか。
ニュースなんかを見てると非常に興味深いんですけど、第二次世界大戦のレニングラードの包囲戦は900日続いたんですけども、本当は900日終わった日にやればいいのに400日目のときに記念日をして、「まだまだ続く、それに耐えたんだ」っていうことをよくテレビで放映しています。暗に第2次世界大戦の逸話を使って、もしかすると戦争はまだまだ続くかもしれない、備えないといけないっていう雰囲気作りをしてるんじゃないかなというふうに感じてます。














