ガーシー議員はなぜ登院しない?

では、ガーシー議員はなぜ登院しないのか、そして当選した頃に言っていた内容などから振り返っていきたいと思います。
ガーシー議員が当選したのは2022年7月の参議院選挙・比例です。
公約は、いろんなジャンルを暴露しますよという“47の暴露”。そして特徴的だったのは、選挙期間から今に至るまでアラブ首長国連邦のドバイに滞在して、選挙活動もずっと海外から行っていた点です。
なぜ帰国しないのかについて、12月には「海外でSNSを利用して政界・経済・芸能の不正を暴露。この国の不満を1つ1つ解消していきたい」と文書を出しています。
また一方、2023年1月に警視庁はガーシー議員の関係先を家宅捜索しました。これは名誉毀損などの疑いがあるということです。
これを受けてガーシー議員は「3月上旬に帰国する。事情聴取にも応じる」と1月のSNSのライブ配信で話しました。
ただ8日、NHK党の立花党首は「3月に戻ってくるかは決めかねている」と帰国時期についてもまだはっきりは決まっていません。
国会への欠席が続いていますが、いわゆるお給料に当たる歳費や手当などは満額で支給されているのが現状です。
ホラン千秋キャスター:
歳費や手当など支給されているということですが、ガーシー議員は選挙の時期からこういう活動をします、こういう活動スタイルですと一貫して発信しながら、当選となったわけです。しかし、それでも登院しないとなると、議員の方々からするとそれはけしからんとなるのは、国会議員だから当たり前ということですよね。
TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
登院できない状態、例えば病気になったとかいろんな事情で登院できないのであれば考慮されるでしょうけど、ガーシー議員の場合は登院しようと思えばできるわけですから。
それをあえてしていないということで、どう見てもペナルティを課す必要があるという判断だと思いますね。
ホランキャスター:
一連のガーシー議員の活動方法などについて、どうご覧になってますか?
精神科医 藤野智哉さん:
歳費は国会に行くことだけに払われてるものなのか、それ以外の彼の活動が評価されないのかというのは、素人目線から気になるなと思ってます。
さらに言えば、休みに関しても診断書だけあればいいのかとかそういう話になるので。ルールをしっかり作らないといけないのではないかなと思っています。
TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
歳費はもちろん地元とかいろんな場所で調査研究するという言葉も国会議員の活動でありますけども、ガーシー議員の場合は明らかに調査研究をしているかどうかはっきりしない。
また、それを国会の場で活用してませんよね。質問もしてないし、答弁ももちろんしてないし、調査研究の成果も出てないということですから。明らかに国会議員としての活動に非常に疑問符があるということだと思います。