亡くなった事実公表するまでクラスメイトから心配の声 しかし報告書には…

学校や教育委員会に自ら掛け合っても受け入れられなかった翔さん。実は亡くなった後も教育委員会は4か月以上、翔さんのことを審議せず放置していたことがこれまでの取材でわかっている。また中学校のクラスメイトは亡くなった事実さえ知らされていなかった。

ようやくクラスメイトに伝えられたのは、翔さんが命を絶って半年以上が経った去年9月。担任によると、学校が公表するまでクラスメイトから翔さんを心配する声が相次いだという。
(担任 取材時の音声より)
「『(名簿に翔さんの)名前がないのは何でなん?』と聞かれました。いろんなことを聞かれました。『翔君いま何しているの?』とか『最近見ないけどどうしたん?』とか。(Q複数から?)きています。(Qどう答える?)『いまは何も答えられへんねん』というふうに答えております」

しかし、学校が作成した報告書には、「翔さんについて同学年の生徒から教職員への問い合わせや生徒間の噂等は確認できていない」としている。クラスメイトの声もなかったことにされた。














