■米高官キーウ初訪問 軍事資金400億円超を支援へ

一方、首都キーウにいるゼレンスキー大統領の元をアメリカのブリンケン国務長官らが訪れました。

ブリンケン国務長官
「世界中があなたをビデオで見慣れているが、直接会うのはやはりうれしいですね」

この会談でアメリカ側は3億2200万ドル、日本円で410億円を超える軍事資金の支援を表明しました。

小川彩佳キャスター:
ブリンケン国務長官らがキーウを訪問しましたけれども、これにはどんな狙いがあるのでしょう?

星浩コメンテーター:
アメリカ側は実は、人工衛星を使って詳細にロシア軍の動きを把握しているんです。それに基づいて詳細な報告をしたと思われます。ブリンケン長官の方は、アメリカはこれからNATOと一緒になって長期戦を見越して相当大規模な経済支援をしますよと。一方、オースティン長官は、“りゅう弾砲”と“ドローン”を組み合わせて、最新鋭の武器を供与すると言っているので、ロシアは本当に気が気じゃないと思います。
プーチン大統領がこれから長期戦覚悟でさらに進めてくるのか、それとも5月9日の戦勝記念日でひと区切りという判断をするのかどうか。その辺の判断がこれから山場になってくると思います。