こうした中、福島市にはユニークな取り組みをしている飲食店も…


●BLTカフェ・一條りか店長「次の方の食事代を先払いで払っていただく次の方は、このカードを使えば、そのカード分だけ割り引いた金額でハンバーガーが食べられるというシステム」

この店で、3年前から販売している「お互いさまの街ふくしま」チケット。


600円・800円など4種類あり、例えばAさんがチケットを購入し店頭に置いておくと、見ず知らずのBさんが来店した時に、その購入額分のハンバーガーを無料で食べられます。

このチケットは誰でも使用することができ、これまでにおよそ300枚が取り引きされています。


「誰でも使用できる」というコンセプトには、若くして亡くなった元オーナーの強い思いがありました。

●BLTカフェ・一條りか店長「実際、困窮してる方ってなかなかそういうのに助けを求めにくい、他の人の目を気にしたりというところがあると思うので、そういうのをなくした状態にして誰でも使っていいよという」

利用者からは、多くの感謝の声が・・・。


●メッセージノート
「このシステムすてき!ここのハンバーガー美味しい」「親子で美味しく食べさせていただきます。本当にありがとうございました」


●BLTカフェ・一條りか店長「こちらとしては善意の受け渡しになってる掛橋になってるだけで、すごくいい循環を見れるというのもあるので、このシステムを取り入れてくださるお店が増えるといいなあと思う」

受け継がれる「善意」の取り組み。温かい食事を提供する子ども食堂を通しての息の長い支援は子どもたちを育て「未来」を作っていきます。

福島市の子ども食堂について詳しく知りたい方は、「福島市子ども食堂NET」で検索してみてください。