福島県内初の取り組みです。救急の現場で、搬送先の病院とデジタルで情報を共有し、いち早い活動につなげるシステムを郡山地方消防本部が来週から運用することになりました。

吾妻康弘記者「一刻を争う救急救命の現場、このタブレット端末を使ったシステムで、搬送先の病院と素早い情報のやりとりができるようになります」

郡山地方消防本部が導入したこのシステム。まずは、これまでの救急の現場を再現してもらうと…。

【従来】「何時何分ぐらいから?」「1時間前です。1時間前からめまいがした」「どういっためまい?」「浮くような感じ」

搬送する人の情報を素早く現場でメモをとり、そのあと文書にしてから搬送先の病院と電話でやりとりしていました。

一方、県内で初めてとなる新しい救急支援システム。最初に病気やけがの状況など情報をタブレット端末に打ち込みます。

【導入後】「瞳孔は…正常です」

患者が搬送される病院側では。

病院「救急隊より収容依頼です。スマート119をご覧ください」

救急隊が入力した情報が搬送先の病院でも端末で確認できるようになります。このシステムがすでに導入された千葉市などでは2分から5分ほどの時間短縮につながっていて、救命率の向上につながる成果が出ているということです。また、写真や動画も素早く送ることができ、病院側のより的確な処置につなげることも可能です。

郡山地方消防本部・野口悟救急係長「時間に制限がある病気に関して、早期に医療機関に搬送できうような形にできれば考えております」

このシステムは、13日から郡山市内4か所の救急病院と連携してスタートし、順次、対応できる病院を増やしていくことにしています。