厳しい寒さが続きますが、ひと足早い春の便りです。兵庫県西宮市の甲子園球場で行われる、第95回選抜高校野球大会の選考委員会が大阪市で開かれ、香川県の英明と高松商の2校が出場を決めました。
大阪市で開かれた選考委員会で、出場校が決まりました。
(選考委員会)「四国地区2校目は、香川県立高松商業高校」
高松商は、4年ぶり28回目の出場となりました
(選考委員会)「地方大会で、高知・徳島の各県1位を破り、3勝しての準優勝で、戦力的に高いレベルでバランスが取れています」
「センバツ決まったぞー」
高松商業に春の便りが届きました。
(高松商 渡辺浩三 校長)「春のセンバツでも、はつらつとした野球を見せてくれると信じています」
2019年以来、28回目のセンバツ出場。球児たちもこの瞬間を待ち望んでいました。
「決まったことに対しては、素直にうれしかったです。どんな相手にも食らいついて、応援してくれている人に感謝の気持ちをプレーで表現できれば」
「行くぞ、オー」
春のセンバツは、第1回大会をはじめ2度優勝・3度の準優勝を誇る古豪・高松商業。去年の夏の甲子園でも、ベスト8進出を果たしました。その原動力となり、ドラフト1位で巨人に入団した浅野翔吾前主将も、後輩の活躍に期待していました。
(ドラフト1位で巨人へ 浅野翔吾 前主将)「大室が投げてくれて、ああいう試合もできましたし、ショートの横井も活躍してくれたのもあって、後輩の力は大きかったと思うので」
「僕たちがベスト8だったので、それ以上の結果を残してほしい」
守りの要、エースを務めるのは、甲子園のマウンドも踏んだ左腕、大室投手です。夏の甲子園のメンバー7人が残る高松商業。打撃陣に、去年のような爆発力はありませんが、浅野選手の背番号8を継ぐトップバッターの市ノ瀬選手から、「繋ぐ野球」で勝利を目指します。
(高松商 長尾健司監督)「1点でも相手を上回ることが、結果として残ればいいと思うので、とにかく目の前の準備をして甲子園で戦いたい」
目標は「ベスト4」。全国の舞台で古豪の強さを見せつけたい高松商業です。春の甲子園は3月10日に組み合わせ抽選会が行われ、18日に開幕します。