厳しい寒さが続きますが、ひと足早い「春の便り」です。兵庫県西宮市の甲子園球場で行われる、第95回選抜高校野球大会の選考委員会が大阪市で開かれ、香川県の英明と高松商の2校が出場を決めました。

大阪市で開かれた選考委員会で、出場校が決まりました。

(選考委員会)「四国地区1校目は、英明高校」

英明は5年ぶり3回目の出場です。

(選考委員会)「投手力は安定しています。打線は好機で勝負強くミート力も高いレベルにある」

高松市の英明高校では、西本泰三校長から選手たちに、センバツ出場の吉報が伝えられました。

5年ぶりにセンバツ出場を決めた英明。これまでに春2回、夏2回の甲子園出場を誇りますが、去年と一昨年は夏の県大会で決勝に進出するも、あと一歩及ばず、甲子園の切符をつかむことができませんでした。

その悔しさを力に変えて、去年秋の香川県大会で優勝、四国大会も制しました。

(英明 野口隼太郎 副主将)「去年みたいな爆発的な力というか、その力というのは去年より劣っている部分もあったんですけど、それをカバーするためにチーム全員が色々な役割に徹して、みんなで助け合いながら粘り強く勝ち進んでいけたかなと思います」

今年の英明は、多彩な投手陣を揃えました。右の本格派・神田投手や下村投手のほか、打撃の中心である寿賀選手や百々選手にもマウンドを任せることができます。

(英明 中浦浩志朗主将)「最後まであきらめず、全力で貪欲にやっていくことを甲子園でもやっていければ。自分たちの野球を精一杯やりたいと思います」

(英明 香川純平監督)「身の引き締まる思いです。部員28人、全員の力を出し切って、完全燃焼できるような試合にしたいと思います」