ケーキ店がオープン前に被災、それでも

地震から1か月が経過した現在も宇城市では一部で水が出にくい状況が続いています。

ケーキ店を営む片山鉄治さん。妻の頼子さんは鹿児島市出身です。元々、店を先月オープン予定でしたが、直前で地震に襲われ、4日前に開業しました。


頼子さん「オープン前で残念な気持ちもあったが、それより客が入っていない状態で誰もけががなくて良かった」

本業はショウガ農家の片山さん夫婦。

畑の井戸水をタンクに汲んで、断水が続く市内の高齢者施設など20か所ほどに届け続けてきました。



活動の理由は去年8月に経験した大雨の被害でした。

片山さん「ショウガの畑や施設も家も車も浸かってしまったときに地域の人や友人、ボランティアに助けてもらった。その恩返しもかねて」

行列には給水支援を受けた人の姿も。

「みんな喜んでいる近くの人も助かると、喜んで汲んでいる」

片山さん「うれしさよりも地元の復興、やらないといけないことが山積み。みなさんが楽しみもない状態で少しでも心が豊かになるように」


大雨被害を乗り越えた1年後、再び地震で被災した片山さん。
ふるさとの鹿児島で暮らす人たちにも、「いつ起きるか分からない地震への備えを見つめ直す、機会にしてほしい」と話します。


片山頼子さん「震災はいつどこで起きるか分からないと再認識した。鹿児島の人にも備えに備えを重ねて、無事でいてほしいなと思う」

片山鉄治さん「まだ他人事だったんだなというのが率直な思い。防災の拠点があればいいではなく使えない場合に地元の公民館など分散して避難できる場所を何通りか持ったうえで、個人の備え。想定して準備をしておく事前の準備が大事だと思った」


またしても、震度7の地震に見舞われた熊本。

10年前とは違う、暑さの中での避難や断水に直面した住民の経験は日頃の備えの大切さを再び伝えます。