■アメリカ政府が詳細を明らかにしない「フェニックスゴースト」
井上キャスター:
アメリカが提供した新たな軍事支援です。
新型ドローン「フェニックスゴースト」。120機以上提供などと言われています。
明海大学小谷教授によると、
・自爆型の攻撃ドローン
・1機で戦車1台を破壊する威力がある
しかも最新鋭のものということで、ロシア軍との戦いのために開発されたということなんです。

小谷さん、このあたり付け加えていただけますでしょうか?
小谷教授:
「フェニックスゴースト」については一切詳細をアメリカ政府は明らかにしておりません。
ただ推測できるのは、既にアメリカがウクライナに提供を始めている「スイッチブレード」という似たドローン、これより性能が高いということだろうと思います。
今提供しているものは約10キロ、先のものを攻撃できますが、おそらくそれよりもさらに遠いところにいるターゲットを攻撃できるということでしょうし、おそらくスピードもかなり速くなっていると考えられます。
井上キャスター:
軍事支援というニュースは聞きますが、最新鋭の機器を提供するとなると、ある意味でアメリカ側が自国の軍事データなどもある程度開示させてしまうことになりませんか?それでもやっぱり支援するという、そういうことなんでしょうか?
小谷教授:
これは、おそらく空軍の特殊部隊用の兵器だと思いますので、今の段階では詳細は明らかにならないと思いますが、今後使っていけば当然ロシア側にもその性能がある程度ばれてしまうと思います。それでもドンバスのこれから始まるであろう本格的な戦いに備えて、この兵器を提供したと考えられます。