「生きがいなくなる」かき氷店が解体 84歳店主は涙堪えきれず
この地震で日常を奪われた人は、数えきれません。

解体される建物を見つめる藤本勝子さん(84)。およそ30年、地元で愛されるかき氷店を営んできましたが、地震で解体を余儀なくされました。
まるけん氷販売所 藤本勝子さん(84)
「全然考えてもみませんでした。私の最後の砦だったのに」

地元テレビ局でも取り上げられるほどの人気店でした。孫に食べさせていたかき氷を地元の子どもたちにもふるまうようになったことをきっかけに、店が始まりました。
藤本さんの孫
「屋台で食べるよりもふわふわだし、大きいし、蜜もたくさんあるから、好きなだけ自分で蜜選んで、好きなだけかけて自分たちは食べていたので」

地域の子どもに囲まれてかき氷を作った日々を思い出し、涙を堪えきれない藤本さん。
まるけん氷販売所 藤本勝子さん(84)
「子どもたちがやっぱり喜んで来てたからな。子どもたちが朝、通学路になってて『ばあちゃんおはよう』とか言ってくれて、『帰りに寄る』って、『おうち帰ってからばあちゃん来るからね』って」
ーーお店はどんな存在でしたか?

まるけん氷販売所 藤本勝子さん(84)
「私の生きがい。これからどうしよう、何もなくなるし。歳はいっても仕事はこれだけはできたと思ったけどな。切ないですね」

















