「活断層があること自体に地震のリスク」熊本地震が突きつけた事実

南海トラフ地震は、過去に100~150年間隔で発生しているため、30年発生確率も「60〜90%程度以上」とされています。一方で、内陸の活断層は、活動間隔が数百年~数千年のため、30年発生確率の数値は小さくなります。

仮に、兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)が起きる前に、発生確率の計算方法があったならば、その確率は0.02~8%だったとされています。

内陸の活断層地震は、発生間隔が長いことから発生確率の想定は非常に難しいのが実情です。

数%の発生確率にどう向き合うべきか―。10年前と今回の熊本地震が、「活断層があること自体に地震のリスクがある」と、私たちに改めて突き付けています。

◆取材 福本晋悟
MBS報道情報局解説委員(気象・災害)。東日本大震災や西日本豪雨、能登半島地震などの被災地を取材。神戸学院大学現代社会学部客員准教授や「阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター」特別研究調査員も務める。