佐々木は初回、P.ゴールドシュミット(38)へ投じた初球でメジャー移籍後最速となる163.8kmを記録。力強い直球を軸にヤンキース打線を封じた。「球速だけ見たら途中から徐々に上がってきているので、そこはプラスに捉えたいですし、フォーム的にも自分でしっくりきている中で、球速が一致しているので、そこに関してはいいのかなと思っています」と語った。

この日のヤンキースの先発はG.コール(35)。23年サイ・ヤング賞投手と投げ合った佐々木は「素晴らしいピッチャーですし、なかなか得点できるチャンスが少ないと思っていたので、とにかく1点もやらないように気をつけて投げてましたし、本当に素晴らしいスタジアムで、良いピッチングができてよかったなと思います」と振り返った。

先制点を与えたものの佐々木は崩れることなく、5回2/3を1失点(自責点0)で試合を作った。「投げ切れたら勝ちもついてましたし、そういうところが今勝ちがつかない自分が足りないところかなと思うので。もちろんそういう反省もあります」と悔しさを滲ませたが、「ちゃんと最少失点に抑えられて、ゲームを作れたというところは評価したいなと思っています」と話した。

後半戦白星発進となったドジャース。佐々木は「オールスター前のローテーションの兼ね合いもあると思うので。順番的な問題もあると思いますし、休みがなくなった悔しさもありながら」と理解を示した一方で、「今日は良いピッチングができてよかったなと思っています」と前を向いた。

佐々木とバッテリーを組んだ捕手のD.ラッシング(25)は「マウンドで彼が戦っている姿を見ていて、今夜の彼は少し違う、まるで別の一面を見せているようでした。2回、3回には彼が気合を入れているのが分かりましたし、それはこれまでの朗希にはあまり見られなかった姿でした。今夜彼が素晴らしいピッチングをしてくれて良かったです」と称賛。

D.ロバーツ監督(54)は「最初はいくつか打たれても、その後落ち着くこともありますし、あるいは打たれるまではずっと良い状態だったりすることもありますからね。ですから、今日は最初から最後までずっと素晴らしかったということです」と佐々木の投球を高く評価した。