暑気払いや夏休みなど、お酒を飲む機会が増える季節。楽しんだ翌朝、激しい頭痛や吐き気に襲われる「二日酔い」の解消法として、「貝のみそ汁を飲む」「サウナで汗を流す」などの噂を耳にしますが、症状悪化を招く行動も。後悔しないために知っておきたい“二日酔い”対策の真偽を医師に判定してもらいました。

二日酔いは、飲みすぎの結果として、疲労、頭痛、筋肉痛、吐き気、胃痛、めまい、口の渇き、苛立ち、発汗、血圧上昇などが生じる症状をさします。

ステーションクリニック総院長の峰岸真史医師によると、こうした二日酔いの原因は、実は一つではないといいます。

ステーションクリニック総院長・峰岸真史医師
「アルコールの分解の中でアセトアルデヒドという物質に変わるのですが、それが『毒を持っているから』というのが1つの原因と言われているものの、実は二日酔いのメカニズムは完全には分かっていません」

「アセトアルデヒドの影響のほか、アルコールには利尿作用があるので脱水症状を起こしたり、軽い風邪のような症状になってしまって、それにより頭痛やだるさ、吐き気が出たり、血糖値が非常に下がってしまったり、眠りの質が悪くなって、普段のように疲れがとれない。そういった様々な要素が影響していると今の研究では言われています」

お酒を飲むと、アルコールの約2割が胃、残りの約8割が小腸で吸収され、その90%以上が肝臓で分解されます。

肝臓で一度「アセトアルデヒド」という物質に変わった後、さらに分解され、最終的には「水」と「二酸化炭素」になって体外へ排出されるのです。

体の血中アルコール濃度がおおよそ0に戻る時、二日酔いの症状はピークに達し、ひどい場合は24時間以上続いてしまうこともあるといわれています。