「シャットされて…」因縁の相手・ブラジルとの激闘
「(2022年)世界バレーのブラジル戦、最後の1点を取りきれない場面がすごく多かった。それがあって、自分がイタリア挑戦を決めたり、最後しっかり取り切るという課題に取り組んでいる」
2022年の世界バレー準々決勝、対戦相手は同じくブラジルだった。
セットカウント2対1、日本リードで迎えた第4セット。勝利は目前だったが、石川のスパイクがブロックにつかまり、25対27で落とす。さらに、15点先取の最終第5セット、ブラジルのマッチポイントという極限の場面。ここでも最後のトスを託されたのは石川だったが、決め切ることができなかった。
「コートに入っている以上は責任持ってやらないといけないし。悔しい気持ちしかないです」

この敗戦から3年。相手は奇しくも、3年前と同じブラジル。2セットを落とした日本は、崖っぷちの第3セット、石川がイタリアで磨いたスパイクで得点を重ね、セットを取り返す。続く第4セットは壮絶な打ち合いとなり、デュースの激闘の末、29対27で日本がフルセットへ持ち込んだ。
15年ぶりのメダルがかかる、15点先取の最終第5セット。またもデュースにもつれ込む大激戦。ブラジルにマッチポイントを握られると、最後は石川のスパイクがブロックに跳ね返され、16対18で惜しくも敗れた。

「最後、ああいう場面で持ってきてくれる、自分が託してもらえる選手にはなってますけど、そこを取り切るのが私が目指してるところなので。迷いなく、思いっきり打ち込んだんですけど、でもシャットされて、負けてしまった。その事実は変わらないので」
2大会続けて、「最後の1点」を相手に阻まれた石川。その悔しさは、今も胸の奥に燻り続けている。

















