
佐賀大学医学部 出原賢治教授
「かゆみを抑制する阻害する物質も同時に見つけることができた」
なんと「かゆみ」を断つことができる物質も見つかったというのです。
そこで今後考えられるのが「新薬の開発」です。これまで行われている対症療法とは違い、新薬ではかゆみの原因「ペリオスチン」が神経を刺激しないよう、根本からブロックできると期待されています。

■「根本から治していける」患者と現場の医師がよせる期待
この発表について「アトピー性皮膚炎」の症状に悩む患者に街で聞いてみました。
20代女性
「根本から治していけるっていうのはすごい安心感もあると思います。とても。希望が持てるかなと思います」
10歳の男児と母親
「寝れなかったり、かいて血が出てまたかゆくてずっとそれの繰り返しだったから、よかったかなって」

福中皮膚科クリニック 福中秀典院長
「従来は、かゆみは軽減されるが皮疹の症状が改善するまでに至らない薬が主流です。画期的な阻害薬の新薬が生まれる可能性が高い。ぜひ日本初の福音になるような薬が出てくることを期待しています」
■待たれる新薬の開発
いつ新薬が開発されるかについて、出原教授はこう話しています。
佐賀大学医学部 出原賢治教授
「塗り薬にすることを考えております。しかも安価に提供することを目指しております。通常のお薬は10年くらいかかるわけですが、もっと早く完成させたいと、そう思っております」
(まるっと!サタデー 2023年1月14日放送より