宇和海で生産された真珠の入札会が9日から、愛媛県宇和島市で始まり、平均単価が前年を上回る好調な滑り出しとなっています。

宇和島市の真珠入札会は県内外から21社が参加し、9日から15日までは越物とよばれる2年程育てた真珠の一級品の入札が始まり、およそ800点が出品されます。初日の9日は出品された125点の内、午後3時までに63点で1億600万円あまりの取り引きが成立しました。

県漁協によりますと、出品量は去年より減っているものの、取引する際の単位となる1匁=(3.75グラム)あたりの平均単価は2万4238円と前の年を5割ほど上回っているということです。

愛媛県漁協の平井義則組合長は、
「異常死は引き続き続いているが組織を上げて行政等とタッグして少しづつでも改善の方向にに向かっている。生産者の皆様にもがんばってもらいたい」と話しています。

宇和島市の真珠入札会は、3月まで続きます。