6月の任期満了に伴う知事選について、青森市の小野寺晃彦(おのでら・あきひこ)市長が現職・三村申吾(みむら・しんご)知事が勇退する場合には、出馬する意向を固めたことがわかりました。

関係者によりますと、青森市の小野寺市長は、8日までに自民党県連所属の県議会議員や支持者に対し、現職の三村知事が勇退する場合には、自身が「出馬したい」との意向を伝えたということです。

※青森市 小野寺晃彦市長
「支持者の皆さんと知事が(進退を)判断したときにどのように振る舞うべきかを相談しているのは事実であります。」

1月6日には、下北地域での三村知事の後援会の会長を務めるむつ市の宮下宗一郎市長が出馬の意向を表明していて、これで立候補の動きを見せたのは2人となりました。

47歳の小野寺市長は、青森高校、東京大学を卒業後、総務省などを経て2016年の市長選で初当選し、現在2期目です。

※青森市 小野寺晃彦市長
「三村知事とは二人三脚で仕事をしてきました。私自身も青森市で実際にこの地で青森で行政に携わってきた経験をどのように皆さんに還元できるのか常日頃から考えている。三村知事をまさに参考にしながら仕事している。」

三村知事が「熟考中」として進退を明言しない状況が続く中、半年後の選挙戦を見据え、動きが加速しています。