8機のキューブサット、それぞれの「実証」の意義

今回打ち上げられる「革新的衛星技術実証4号機」は、JAXAが主導する日本の宇宙ビジネスや研究の促進を目的としたプログラムの第4弾です。

小型衛星の開発 JAXAホームページより

大学や民間企業が開発した斬新なアイデアや新しい部品を搭載した小型衛星や、超小型衛星を打ち上げ、実際に宇宙空間で技術を試す機会を提供しています。日本の次世代の宇宙技術を育てるための重要なミッションです。

本来は国産小型ロケット「イプシロンS」で鹿児島から打ち上げる予定

実は今回のミッションは、当初は国産小型ロケット「イプシロンS」で、鹿児島県肝付町の内之浦から打ち上げられる計画でした。しかし、地上燃焼試験でのトラブルなどで開発スケジュールに遅れが発生。

すでに高い成功実績を誇るRocket Lab社のElectronへ、打ち上げが委託されることになりました。

プロジェクトの「顔」であるJAXAの小型実証衛星

記事のトップ画像にもなっている衛星は、JAXAが開発した実証4号機プロジェクトのメイン機「小型実証衛星(RAISE-4)」です。公募によって選ばれた様々な部品や機器を搭載し、宇宙軌道上で実証を行います。

この「実証4号機プロジェクト」は、このメイン機(RAISE-4)と、大学や企業が開発した8機のキューブサット(小型衛星)の大きく2つで構成されています。今回の4月23日の打ち上げは、その後者である「8機の小型衛星」が主役ともいえるミッションです。

失敗した「イプシロン6号機」(鹿児島・肝付町2022年)

8機の中には、2022年の「イプシロン6号機」の打ち上げ失敗によって失われた実証3号機の「リベンジ」となるテーマも含まれています。