悲願のリベンジも 8機の衛星の概要を詳しく

今回、ニュージーランドからElectronロケットで打ち上げられる8機のキューブサットのうち、半分の「4機」が、2022年の「イプシロン6号機」打ち上げ失敗によって失われた実証3号機の「リベンジ」となる生まれ変わりの機体です。

再挑戦するのは、MAGNARO-II(名古屋大学)、KOSEN-2R(米子工業高等専門学校)、WASEDA-SAT-ZERO-II(早稲田大学)、FSI-SAT2(一般財団法人未来科学研究所)です。

名前に「II」や「2」がついているのはそのためです。

8機はいずれも数十センチから数メートルの小型衛星で、最も大きいものでも展開時の最長幅が3.4メートルほど、小さいものは27センチ×10センチ×11.3センチです。

01 MAGNARO-II(名古屋大学)——回転分離で複数衛星を同時に展開

連結した超小型衛星を回転の力で分離し、複数機による「編隊」を軌道上で形成する新しい手法を実証します。複数機が連携することで、多地点の同時観測や継続的な地球観測の実現を目指します。

MAGNARO-II(名古屋大学)展開時297㎜×1221㎜×340㎜ 4.2kg

02 KOSEN-2R(米子工業高等専門学校)——海底地殻変動データを宇宙で収集

LPWA(LoRa)受信機と指向性アンテナを組み合わせ、海底の地殻変動観測データを収集します。魚眼カメラと磁気センサを融合させた高精度な姿勢制御の実証にも取り組みます。持続可能な宇宙工学技術者の育成なども目的のひとつです。

KOSEN-2R(米子工業高等専門学校)展開時667㎜×166㎜×442㎜(展開時)2.6㎏