「参院の独自性」とどう向き合う? 高市総理が向かう先は

風向きを変えるわけにもいかないのであれば、この参院の体制でどう向き合っていくのか。
佐藤記者によると。今回の予算審議について、立憲民主党の斎藤嘉隆国対委員長は「90点ぐらい」と評価し、参院自民の磯﨑仁彦国対委員長も「対決法案も含めて仕上げていくことを考えれば、参議院において(予算審議を)丁寧に進めてきたことは今後の国会運営にもプラスになると確信」と語ったという。

一方、参院幹部からは「予算の先のことも考えないといけない。『対決法案』も控えているし、なるべく対立せずに進めてほしいのが本音」という声も漏れる。
今後、インテリジェンス強化や再審制度の見直し、皇室典範改正など重要な法案が控えているからだ。
佐藤記者は高市総理が今後取りうる選択肢は2つあると指摘する。一つは石井幹事長をはじめとする参院自民との連携を強化し、情報共有やパイプを拡充していくこと。もう一つは、総理が参院へより強く影響力を行使できるよう、仕組みそのものを変えることだという。
ただし後者は「参院の独立性」に直接関わる問題であり、ハードルは極めて高い。身をもって「参院の壁」を経験した高市総理。今後も重要な「対決法案」の審議が控えている中、「良識の府」との向き合い方は、今後の政権の命運を左右するのではないだろうか。














