命令した上官と同じ重さの責任を負わされ
<幕田トメら親族からマッカーサーへの嘆願書 1949年6月>
私たちは再審の結果に、ただ一つの、そして全ての望みを託しておりました。それだけに、やはり絞首刑との報に接したときは深い絶望と悲しみに打ちひしがれ、目の前が真っ暗になる思いでございました。しかしその後、閣下によってさらなる検討が進められていると伺い、これが最後のお願いになると信じ、改めて筆を執り嘆願を差し上げる次第です。私たちがどうしてもこの判決を受け入れることができないのは、上官から命令を下され、その命令の重圧の下で捕虜を手にかけざるを得なかった者が、命を下した張本人である上官と全く同じ重さの責任を問われなければならない、という点にございます。日本の法廷においては、このような場合、常に刑罰に明確な区別がなされてまいりました。私たちは、そうでなければならないと信じてやみません。
















