自民党の重鎮議員にも誹謗中傷 家族にまで

ネット上でのデマや誹謗中傷は自民党の重鎮議員にも及んだ。

大分3区で強固な地盤を誇ってきた自民党、元外務大臣の岩屋毅氏。11回目の当選を果たしたが、2位の中道候補に約7000票差まで迫られた。

自民党 岩屋毅 元外務大臣
「今まで経験したことがないような異質な選挙戦だった。背景にはネットの中で、事実に基づかない誹謗中傷が繰り返された」

SNS上の誹謗中傷
「媚中売国政治で、私欲のみに走った国賊、岩屋毅」
「日本を中国へ売り渡す」
「国賊の息の根を止めろ」

岩屋氏に対する誹謗中傷は、外務大臣になった2024年から激しくなっていった。中国人に対する観光ビザ緩和を打ち出したことがきっかけだった。

中国政府が日本人に対する短期滞在ビザを免除したことに伴う措置だったが、ネット上では「中国寄り」だと批判された。

また、イスラム教徒のための土葬を推進しているというデマも流された。

誹謗中傷の矛先は家族にまで…

SNS上の誹謗中傷
「最悪最低のクズゴミ家族」
「岩屋毅の国賊家族も追い出すべき」

選挙期間中、支援者への説明に多くの時間が割かれた。

自民党 岩屋毅 元外務大臣
「ネットの中で、根も葉もない、事実でもないことによる虚偽情報が本当に出回っていて」

投開票日の4日前には、こんな声明を出した。

選挙事務所が出した声明
「現在、SNS等において、事実に基づかない誹謗中傷や、人格を否定する表現が確認されています。これらの行為は、候補者個人の名誉を著しく傷つけるものであり、民主主義の健全な議論を損なうものです」

自民党 岩屋毅 元外務大臣
「SNSの発達は、民主主義の成熟進化に繋がっていくのではないかと期待をしておりました。言論の自由はできるだけ確保されなければいけないと思っています。包括的に規制をかけるべきであるとは思いません。ただし、せめて選挙期間中は、選挙の公正を確保するという観点から、合理的な一定の規制はあってもいいのかなと思っています」