「中国のスパイ」とのデマも “存立危機事態”国会審議で岡田氏に矛先

SNSで岡田氏の名前を検索すると、「中国のスパイ」などと批判するネガティブな投稿や動画が数多く出てきた。

SNSの投稿
「岡田克也(スパイのクズ)」
「岡田!お前は!中国のスパイだろ!」

生成AIで作られたフェイク動画に、中国の国旗を背景にしたイラストも。こうした投稿が増えたきっかけは、2025年11月の国会審議だ。

岡田克也 議員(2025年11月)
「(存立危機事態)軽々しく『なるかもしれない』とか『可能性が高い』とか」「極めて問題だと思うんですが、総理いかがですか」

高市早苗 総理
「それがやはり戦艦を使って、そして武力の行使も伴うものであれば、これはどう考えても存立危機事態になり得る」

中国との関係が悪化するきっかけとなったこの発言について、“しつこく見解をただした岡田氏に問題があった”と批判の矛先が向いた。

岡田氏の親族の企業の中国出店や、過去の中国の党幹部との面会写真などが引き合いに出され、「中国のスパイ」とのデマがにわかに広がった。

拡散に使われていた写真は、2024年、超党派や党の議員団として訪中した時のもの。相手は閣僚級の人物で、自民党や諸外国の代表団とも会談している。

中道改革連合 岡田克也 元外務大臣
「なぜこれがスパイなんですかね。こういう人たちとしっかり話せる関係を作っておかないと、今回もそうですけど、何かあったときに話せる人がいない」
「もともと中国に行くと票が減るということは言われていた。だから台湾には多くの政治家が行く。中国に行くといろんな攻撃にネット上でさらされる。それがある意味、極限まで来たということではないか」

ネット上の攻撃を恐れて、国会のチェック機能が失われかねないと懸念している。

中道改革連合 岡田克也 元外務大臣
「これは萎縮効果を生む。ああいうことがあったんだと、国会質疑の中でそれを念頭に置いて質問しなきゃいけないなと。あるいは高市さんに対して厳しく出ると、影響受けるんだというふうになると、もう国会審議そのものが死んでしまう」