「議論がないことがよくない」有料ネット広告 効果と課題
ネット広告の効果を実感したからこそ、議論の必要性を訴える政治家もいる。

東京・国立市の濵﨑真也市長(41)だ。国交省の元官僚で、2024年の市長選に無所属で出馬し、初当選した。
東京・国立市 濵﨑真也 市長
「政治経験なしで、地盤・看板・カバン一切なしだったので、まずは知名度が最大の課題」
知名度不足を補うために活用したのがYouTube広告だったという。濵﨑氏のチャンネルを見てみると…
東京・国立市 濵﨑真也 市長
「13万回のこれですね。これだけ再生回数が違いますよね」

再生回数はほとんどが数百~数千だが、広告に使ったこの動画だけ13万回と突出している。
選挙期間前に広告配信した動画 濵﨑氏のYouTubeより
「はまさき真也です。国立で子育てをしながら、新しい街作りに取り組んでいます」
選挙期間に入るまでは、個人でも政治活動の一環として有料のネット広告を流すことができる。
数十万円の費用がかかったというが、広告が表示されるエリアを国立市に限定することで大きな効果があったと振り返る。

東京・国立市 濵﨑真也 市長
「国立市の有権者が6万数千人なので、そう考えるとけっこう大きい。30秒見ていただくと再生回数にカウント。20秒でスキップされるとカウントされない」
「『表示』っていうんですけど、『表示回数』が『再生回数』の3倍ぐらい。目的が“認知”なので、40万回分の意味があったと思っている」
選挙の結果、濵﨑氏は、2期8年市長を務めた75歳の現職候補をわずか582票差で破った。
山本恵里伽キャスター
「ネット広告のメリットは?」
東京・国立市 濵﨑真也 市長
「見たことない候補者に興味はなかなか抱かない方が多い」
「『動画見たよ』って声かけていただく方がすごく多かったので、けっこう繋がったかなって実感はあります」
一方、法律で選挙費用の上限が定められている中、政党が政治活動の名目でネット広告に上限なく金をつぎ込めてしまう現状については…

東京・国立市 濵﨑真也 市長
「配れるビラって厳格な制限があるんですよ、選挙期間中って。ビラまいてるのと一緒じゃないですか」
「制限内でいろんなことをやらなきゃいけないというのが、金権政治を防ぐ大きな目的でやっているので、『これは何だろう』という側面がありますよね。ただ違法じゃないので、議論がないことがよくない」














