有料ネット広告「公平なルール作りが必要」

今回の選挙では、他の政党も有料のネット広告を流していた。

公職選挙法に詳しい専門家によると、選挙期間中、候補者個人による有料のネット広告は禁止されているが、政党が選挙運動ではなく、政治活動として行う場合は可能だという。

一橋大学 只野雅人 教授
「選挙運動自体は色々規制があるが、立て付けとしては政治活動は基本自由。(政治活動は)表現の自由の問題がある。原則規制はできない」

だが、“選挙運動”と“政治活動”はどのように区別するのか。

一橋大学 只野雅人 教授
「選挙運動中に政党が行う政治活動と選挙運動は限りなく重なり合う。どこまでが政治活動でどこまでが選挙運動かという線引きは、常に非常に難しい」

選挙期間中も、政党については有料のネット広告が許されるのは不公平だと感じているのが、無所属の候補だ。

つくば市などの茨城6区から出馬した、青山大人氏(47)。

立憲民主党から中道に加わらず、無所属候補として4期目に挑んだ。10万票余りを得るも、2544票差で自民党の候補に敗れ、落選した。

無所属で出馬 青山大人氏(47)
「結果を残せなかったことに対して、本当に申し訳ない気持ちでいっぱい」

公職選挙法では、一定の条件を満たした政党に所属すると、有権者に配布できるハガキの枚数も実質増えることになる。

無所属で出馬 青山大人氏(47)
「法律上、無所属候補は3万5000枚。政党の公認候補はプラス2万で5万5000枚」

村瀬健介キャスター
「結構大きな差ですね?」

無所属で出馬 青山大人氏(47)
「大きな差ですね」

有権者に少しでも声を届けるため、限られた資金とスタッフで新たにライブ配信を始めるなど、ネット戦略に力を注いだ。

高市氏の動画が1億6000万回も再生されたことについては…

無所属で出馬 青山大人氏(47)
「(選挙)期間中、自分のスマホ・SNSを開けると、自民党の高市さんの広告が必ず目に入った。我々、無所属はする事ができない。これはすごいなと思った」

村瀬健介キャスター
「有料広告が有権者の投票行動に影響を与えたところはあったと思われますか?」

無所属で出馬 青山大人氏(47)
「スマートフォンを開けて、政党の広告が出てきて、それを毎日見てれば頭に入ってくる」

ネットの有料広告についてルールの見直しが必要だと訴える。

無所属で出馬 青山大人氏(47)
「(選挙)期間中の宣伝広告費が青天井というのは見直さなきゃいけない。選挙期間中のネット広告・SNSを見て判断する有権者の数も増えている。無所属もそういった有料広告含めて、できるようになりたい」
「有権者には、政治家の個人というのを判断基準で見てもらうためにも、もう少し公平なルール作りが必要」