本拠地・大阪で目指す「3度目の都構想」はどうなる

 国政での立ち位置が揺らぐ可能性がある中、維新の本拠地・大阪ではどうか。

 衆議院選挙と同日に行われた大阪府知事・市長のダブル選挙では、主要政党が候補者を出さなかったとはいえ吉村氏と横山英幸氏がそれぞれ約8割という得票率で圧勝しました。

 吉村代表はこの結果を「都構想の議論再開への信任」と受け止め、来年4月の任期満了までに3度目の住民投票を目指す考えです。しかし今回の選挙では、府知事選でも市長選でも、無効票が前回より約8ポイントも増えている、という数字もあらわれています。

【大阪“ダブル選”の開票結果】
府知事選:吉村洋文氏:302万4106票(得票率83.2%) 無効票10.29%
市長選 :横山英幸氏: 83万257票(得票率77.7%) 無効票13.77%

 また、衆院選で大勝した連立相手の自民党は、「副首都」と大阪都構想を別々に考えている様子がうかがえるため、維新の思惑通りに事が進むかはわかりません。

 さらに維新のなかでも大阪市会議員団が反発するなど、必ずしも足並みが揃っているわけではないと善教教授は指摘します。

【住民投票を実施するなら…今後の流れ】
府・市両議会の議決を経て法定協議会を設置

協定書(制度案)を作成

府・市両議会で承認

来年4月までに「都構想」3回目の住民投票

 ダブル選を経て大阪都構想の3回目の住民投票に向けて進んでいくとして、新しい都構想の『設計図』は前回とどのように違うのか…。わたしたち有権者も今後、注視していく必要がありそうです。