保険料だけでは賄えない財源の現状

 社会保障は2025年予算ベースでは140.7兆円(厚労省)で、給付の内訳を見ると、
 ▽年金が62.5兆円(44.4%)と最も多く、次いで
 ▽医療が43.4兆円(30.8%)、
 ▽福祉その他が34.9兆円(24.8%)となっています。

 こうした巨額の給付を支える財源ですが、実は私たちが支払っている「保険料」だけでは全く足りていないのが実情です。財源の内訳は以下の通りです。

 ▽保険料:82.2兆円(59.8%)
 ▽公費(税金):55.3兆円(40.2%)
 (その他、積立金の運用収入等)

 本来、日本は独立性と透明性を高めるために、税金と社会保険料をあえて分けて管理する仕組みをとってきました。しかし、現在は保険料だけでは制度を維持できず、財源の約4割を税金(公費)で補っているのです。