社会保険料を引き下げるための選択肢は「3つ」

では、社会保険料を引き下げるにはどうすればいいのか。健康保険料に着目して考えてみます。
現役世代が支払っている健康保険料は、自分たちの医療のためだけに使われているわけではありません。その多くが、高齢者の医療費を支えるための「支援金」として使われています。
社会保険料を引き下げるためには、理論上、以下の3つの道しかありません。
(1) 使う医療費の削減
(2)公費を増やす(税金を投入するなど)
(3)高齢者の支援を見直す
(1) について、現役世代は高齢者層と比較して受診回数が少ないため、若年層の受診抑制によるコストカットには物理的な限界があるのが実情です。(2)は財源をどう確保するか、「税金と分けている意味」と矛盾しないか、といった議論が生じます。(3)は現役世代から高齢者へ流れている支援金を減らすことが考えられますが、これにより高齢者の負担増加やサービス低下が起こる可能性もあります。














