パティシエ役の二人に見た役者魂

ドラマ『リブート』より

ドラマに登場する「ハヤセ洋菓子店」は、家族経営の老舗洋菓子店という設定だ。本田さんがドラマのスタッフと話し合う中で向き合ったのは、スイーツだけにとどまらない。

その一つが、妻殺しの罪を着せられ、自らの潔白を証明し真犯人を見つけ出すため警視庁の悪徳刑事・儀堂の顔になり変わり、“リブート”する主人公・早瀬陸がパティシエとして生きてきた生活の“痕跡”だった。

「店舗のセット自体は、実在の洋菓子店をそのまま使っていたので、私から特別なアドバイスをすることはありませんでした。ただ、自宅を再現したセットについては、事前にスタッフの方から“パティシエだったらどういう配置になりますか”と相談を受けました」

冷蔵庫の中の整理の仕方、キッチンに吊るされた茶こしや器具の配置、計量器やホイッパーの置き方──。それらは画面に大きく映るものではないが、本田さんのアドバイスが忠実に再現されたセットに仕上がった。

パティシエとしてのアドバイスは、俳優陣にも。今回、鈴木さんだけでなく、「リブート」し顔面を変える前の早瀬役である松山ケンイチさんも、“パティシエ”を演じている。

「松山さんは、とにかく練習を重ねるタイプで、亮平さんは1回1回考えながら、というタイプでした。段階を経て、最終的に本物っぽくなっていましたね」と、それぞれタイプは異なるものの、その役者魂を間近で見たという。

ドラマ『リブート』より