▼日本維新の会・代表代行 前市長 横山英幸さん(44)
(横山英幸氏)
前大阪市長の横山です。みなさん、きょうは寒い中、本当にありがとうございます。先ほど無事に立候補手続きを済ませることができまして、ポスター番号1番で活動をしていきたいと思います。本当にみなさんありがとうございます。
僕も出直し選に臨むということをずっと想定していたわけではありません。でも、やはりここで挑まないといけないという強い思いで、いまここにいます。少しだけ皆さんに説明させていただきたいと思います。
「欠けていたピースがそろいつつある」
2年半、大阪市長をさせていただきました。その前は12年間、大阪府議会議員をさせていただいて、2011年に橋下氏と松井氏の大阪維新の会の門を叩きました。そこから大阪の改革を皆さんと一緒に進めることができました。
僕は元々大阪府庁の職員でした。大阪府と大阪市、狭い面積の中で同じような仕事をしていると、別にわざと喧嘩しようとしているわけではありませんが、どうしても行き違いが起こり仲が悪くなってしまいます。これは構造上の問題、人間性の問題ではありません。構造上どうしても大阪というのは行き違いが起きる。それは大きく1つ目が都市圏が集中しすぎていること、そして面積が狭いことです。
この12年間、15年間、僕ら大阪維新の会で知事と市長、府議会と市議会、一緒に仲良くさせていただきました。結果、いま何が起きたか。どうして今大阪はこれほど調子がいいのか。僕は、欠けていたピースが揃いつつあるからだと思っています。それは都心部への投資です。
「都心部への投資が徐々に完成したら、府域、関西圏域へと成長が広がっていく」
大阪市域にこれまで十分な投資が完成されていなかったがゆえに、大阪圏、関西圏に投資が呼び込めていなかった。僕は長く関わって、やはりここに問題があったのではないかと思っています。例えば難波。難波は大阪市内なので、元々おそらく知事は難波の開発にあまり見向きもしていなかったと思います。でもいま、大阪府市で連携して一生懸命取り組みを進めて、なんば広場ができたり、海外の人もたくさん来てくれました。
そうすると、、観光弊害の問題も出てきました。先日、私と吉村氏と一緒に見て、難波の環境対策に大阪府と大阪市で15億円の投資をすることを決めました。なぜ環境対策を大阪府市でやらないといけないか。難波というのは大阪市民だけが使っているんじゃないんです。もういまは、大阪・関西の顔となっていて、ここをきれいにしたら、さらに観光客が来て、税収が増えて、大阪市民だけでなく、府民も関西の人も豊かになるんです。なので広域全体で大阪市域への投資を進めました。なんば、グランフロント、グラングリーン。元々大阪市域で放っておいたら大阪府が手を出そうとはしません。大阪市だって『ここは大阪市域だからやらなくていいよ』と言って嫌がります。そのせいで方向性を見失う。いま、大阪府と大阪市で方向性を決めて、そうしたら面白いことが起きました。民間のみなさんが『一緒にやろう』と言ってくれてどんどん入ってきてくれています。
ではこの結果、大阪市に何が起きたか。固定資産税です。めちゃくちゃ固定資産税が増えていますよ。これが大事。場所を開くと投資が呼び込まれ、結果的に大阪市も大阪府も豊かになるんです。このモデルをいま、僕や吉村氏、府議会と市議会が、属人的な人間関係で進めてきました。グランフロント、夢洲もそうです。課題は確かにありますが、万博は大きく成功させることができました。大阪府市で一緒にやろうと、大阪市内で進めることができました。大きく成功した。万博が終わって、豊かになったのは大阪市だけですか?違いますよ。フェーズが変わり、大阪府域、関西圏域にいま、大きく成長が広がっています。僕が最初に申し上げた、都心部への投資が徐々に完成したら、府域、関西圏域へと成長が広がっていくんです。これをみなさんと共に制度化したいというのが一番大きな思いです。
「税収が上がったら、行政サービスをしっかりできます」
この僕が2年半、市長をさせていただいて、税収が毎年、過去最高を記録することができました。本当にありがとうございます。もうすぐ大阪市議会の2月議会も始まり、そこで新たに税収等も発表になりますが、毎年、過去最高の伸び率で税収が増えているんです。税収が上がったら、行政サービスをしっかりできます。
子育て世代もやはりしんどいです。だから0歳から2歳の第2子以降の無償化、所得制限撤廃もやりました。多子家庭の負担軽減もやりました。預けるだけでなく、自宅で子育てする人のためのクーポンやフォロー、これもやりました。市役所行くの面倒くさい、区役所行くの面倒くさい。だから、手続きのオンライン化を進めています。まもなく大阪市内の手続きのほとんどすべてがオンラインで済みます。大阪市内の小学校には体育館が約300あります。すべてに空調機を設置。これも決断して、この2年間で徹底して進めていきます。
これだけすることができたのは、しっかりとした安定した財源があるからです。財源があれば、市民の皆さんにサービスをお返しすることができるんです。だからこれを制度化させてください。冒頭申し上げたように、府市が喧嘩してしまうと、最適な成長戦略をすることができません。そんな未来をもう一度繰り返すことは、僕たちは許すことができません。僕たちがいる限りは一生懸命やります。でも、この属人的な関係が未来永劫続くということはありません。なので制度化させてほしい。この都構想の協定書の設計図作りにまずは第一歩を踏み出させてほしいんです。みなさん、よろしくお願いします。
「副首都局の議論に合わせて、都構想を進めていきたい」
副首都局を設置して、この日本の中を多極化して、有事の際もしっかりオペレーションできる機能の議論を進めています。経済的にも防災的にも副首都を担える街としてのポテンシャルが大阪には十分にあると思っています。でもそのときに、ちゃんと機能する副首都じゃないといけません。そのためにも、冒頭申し上げた特区制度を導入して強い広域権限のリーダーを作る。その人が副首都局として日本を担っていく。僕はやはりこの制度を議論する時だと思っています。副首都局の議論に合わせて、都構想を進めていきたいと思います。
最後に、僕も15年政治をさせていただいて、強い思いでいま臨んでいます。この間もいろいろありました。例えば大阪というのは、単身、独居で住んでいる高齢者の方が多いんです。しんどくて外も出られない。そうすると介護のリスクが高まります。怪我をしてしんどい、でも十分に介護にあたれない。その他にも、シングルマザーの方の多くが経済的にしんどい。だけどシングルマザーの人にもう一つ大きくサービスを届けることができるかもしれません。その他にも、大阪市内で頑張ってくれている子ども食堂。子ども食堂の事業者だって経済的に十分でなく、しんどいんです。だから、もしかしたら事業者に、もう一つ支援を届けられるかもしれないんです。児童虐待だってそうです。経済的な問題を抱えた児童虐待、悲しい事件もあります。だけど豊かな財源があれば、もう一つ多くのサービスを届けることができるかもしれないんです。
だから僕は成長する大阪、これを作っていきたいと思っています。みなさん、しばらくお騒がせしますが、政治家というのはその一人の市民に寄り添い、30年後、50年後に1000人の命を救う制度を作ることが責務だと思っています。そのためにも、ここで大阪の成長を止めるわけにはいきません。みなさんと一緒に描いてきた大阪の成長を、進めていきましょう。みなさん、よろしくお願いします。ありがとうございました。














